コンテンツにスキップ
年末年始休業と年内お届けについて
年末年始休業と年内お届けについて
COUPEシリーズのひび割れ補修方法

COUPEシリーズのひび割れ補修方法

無垢材の家具は日々呼吸する生きた素材です。湿度に応じて必ず収縮や膨張するため、多少の反り、割れ等が発生する場合がございます。

今回は天板がひび割れた際の補修方法をご紹介いたします。あくまで応急処置のため、元通りにはできませんが、隙間を埋めて滑らかな表面に仕上がります。

準備するもの

  • マスキングテープ
  • 蜜蝋
  • 綺麗な乾いた布(不要なタオルなど)
  • 家庭用アイロン
  • サンドペーパー
  • プラスチック製のカード (ICカードなど)

① マスキングテープを貼る

ひび割れた箇所に沿ってマスキングテープを貼ります。溶けた蜜蝋がはみ出ないように広く余分にテープを貼ったり二重に貼っておくと安心です。


② 蜜蝋を入れ込む

蜜蝋を割れ目に沿って指で押し込んでいきます。手でこねると柔らかくなりますので、細長くしてから押し込むと隙間に入れやすいです。


③ 蜜蝋の埋め込みを繰り返す

繰り返し空隙を埋めるように何回も押し込みます。


④ アイロンをあてる

家庭用アイロンを高温に設定し、乾いた布の上から押し当て、白い蜜蝋が透明になるまで溶かします。


⑤ 入っていない部分にさらに蜜蝋を入れる

蜜蝋が空隙に入り込んでいるかを確認しながら入っていない部分に蜜蝋を入れます。蜜蝋が入り込むまで繰り返します。入り込んだら約1日かけて蜜蝋を乾燥させます。


⑥ マスキングテープを剥がす

マスキングテープを剥がし、蜜蝋が入り込んでいない部分があるようでしたら、マスキングに残った蜜蝋や、新しい蜜蝋を押し込みます。


⑦ 余分な蜜蝋を取り除く

ICカードのようなプラスチックのカードを使って、盛り上がった部分を削ぎ落とします。


⑧ サンドペーパーをかける

削ぎ落したらサンドペーパーをかけます。蜜蝋が残らないように丁寧に研磨します。


⑨ 表面が滑らかに仕上がったら完成

COUPEシリーズは明るい樹種なので補修部分は写真のような見た目に仕上がります。 収縮により、再度隙間ができたり、蜜蝋が押し出される際は、同じ手順を繰り返してください。

※蜜蝋は固まった後も柔らかいので仕上げ後はあまり触らないでください。


関連リンク:ふだんのお手入れ

前の記事 ウールラグで快適な暮らしを
次の記事 無垢材家具のお手入れ方法